日常生活で指を常に使いますが、ふとしたきっかけで指の第1関節が痛くなったことってないですか?
大きな病気かなと心配になるかもしれませんが、なぜ痛むの?どうしたら抑えられるのかと悩んでる方に、症状と痛みの抑え方について調べてみました。
親指、人さし指、中指の第1関節が曲がる変形性指関節症の一種です。
40代以上の人で日頃から重い物を持つ仕事をしていたり、手を良く使う人や使う職業の人になりやすい病気です。
なるまでの過程としていくつかあるのでご紹介します。
第1シグナルとは
ふと指を見るとむくんでいたりグーがしづらい、指がこわばってると感じるなどのちょっとした変化が起こります。
けど、しばらくすると治まるので、治ったと思って気にせず通常通りに使ってしまう人が多いです。
むくんで治まったことで足がむくんだときの感覚と同じだと思ってしまうため、ほっといてもいいとそのまま過ごすこともあります。
第2シグナルとは
一旦治まった違和感がズキズキする痛みやジーンとする痛みとして出てきて、使ってる最中に出てきやすくなります。
同時に少しずつ貼れ上がってくるので、指先に力が入らない、握れないなどの症状も出始めます。
無理をし過ぎて関節が赤信号を出したため、そうした痛みとなって出てきます。
第3シグナルとは
これは時間をかけて起こりますが、違和感が起き始めたときに指の骨が次第に曲がるようになります。
症状によっては手をパーのように広げたときに隣の指にくっつくこともあります。
長年、指に無理をさせたためこうした形となって出てきたため、このときに改めて病気になったと気づく人もいます。
固まったときには治りにくい
指が膨れ上り、痛みが続いて気が滅入ってしまいますが、膨れ上がって固まったときに痛みが治まります。
痛みが無くなったことに安心するかもしれませんが、固まった指は最終形態ですので元に戻るのは難しいです。
実際に知り合いがパンパンに指の第1関節が膨らんで、固まったまま早5年は経っていて、固まったときに病院で聞いたら治まるのは難しいと診断されました。
固まるまではずっとズキズキやジーンとした痛みが続きますが、痛みを抑える方法を取り入れることで少しの間は気が紛れます。
そこで、いくつかあるのでご紹介します。
安静するように心掛ける
痛いときには安静にすることで治りが早いですよね。
今まで頑張ってきた指を無理させてしまったので、休憩するためにもなるべく休むように心掛けてください。
長時間は無理でも作業量を今までより半分にするなど、指に負担のかからない方法を考えましょう。
関節を押さえる
膨らまないように膨らんでない手の親指と人さし指で痛い関節をギュウっと押さえましょう。
このときにゆっくり押さえながら元の位置に戻すように反対側へ押してください。
回数に決まりはありませんが、痛いときや休憩中、ながら作業などに行いましょう。
テーピングを巻く
仕事上どうしても使わなければならないときがありますけど、そんなときにはテーピングで固定して乗り切りましょう。
痛みはありますが変形を少々カバーできるので、応急処置として使ってください。
テーピングは水がつくと取れやすいのが難ですけど、中には取れにくいものもあるのでそれを活用してください。
まとめ
へバーデン結節は指に違和感を感じたときには進行し始めてますが、気づくのが早ければ治りも早いです。
大切な指先のシグナルに気づかずに固まってしまったときには治りにくいので、頑張り過ぎたり使い過ぎたと改めて気づくことも大切です。
少しでも痛みを抑えるためにできる範囲で指の負担を減らしていけるといいですね。